2021/2/21リサイタル曲解説シリーズVol.1
こんにちは!Piano Duo Crewirの金村です!
リサイタル中に多くを語れず、プログラムも膨大な量になるとお伝えしたいことが伝わらないという事情から、少しずつブログで曲目解説をしていくシリーズをぼちぼちと書いていきます😃✨
今回は
ジョリヴェ:ホピ族の蛇踊り
についての解説その①ということで、モーツァルトやショパン、ラヴェルといった作曲家と比較するとあんまり耳にしない作曲家ジョリヴェについて解説します✍️
アンドレ・ジョリヴェ
(André Jolivet, 1905-1974)
↑Wikipediaから引用しています
ジョリヴェは、フランスのパリ生まれで技師でアマチュア画家の父親とピアノ教師の母親との間に生まれた人です。ピアノを母親から習うだけでなく、和声学やチェロ、絵画なども学び、芸術に触れて育つものの、芸術家への道を両親に反対されたことにより師範学校へ進学しましたが、卒業後に兵役を務め、教師となった後、再び作曲という芸術家の道を歩み直しています。
「鳥のカタログ」などでそこそこ日本人にも知られているメシアンとは"Le jeune France(若きフランス)"という新印象派主義の芸術サークルで一緒になっています。人間性や呪術性を重視し、抽象性を最低限にする、当時支配的だった新古典派主義に対抗する作曲趣向です。
日本人ともかなり関わりがあり、弟子には宍戸睦郎さんなどがいます。
また来日した際にパチンコにハマってしまい、後に「2台ピアノのための“パチンコ”」という曲をも作ってしまうような中毒っぷりだったそうです。
1974年に亡くなられたそうですが、原因はインフルエンザを拗らせてしまったことだと調べたら記述されていました…
これからのインフルエンザの季節、体調管理が大切ですね😓
続いてのこのシリーズでは、ジョリヴェ:ホピ族の蛇踊りその②として曲の解説に入っていく予定です🐍