2021年!
あけましておめでとうございます!
という時期にブログを書くことを失念しておりました…😭
今年も新年早々から今も練習に練習と積み重ねています。
↑新年最初の練習の時の写真です
今年もデュオとしてたくさんのことを学び、挑戦していきたいと思います。デュオとしてさらに成長していきたいです♪
今年もどうぞよろしくお願い致します🤲
今年はブログも滞ることなく頑張りたい…(今日から頑張ります💦)
今年の振り返り
こんにちは🌞Piano Duo Crewirの金村です!
あっという間に2020年も大晦日になってしまいましたね😊
今年はコロナで振り回され、色々あった年でしたが、私たちにとってとても実りのある年でした😃
デュオとして幾つかのコンクールに参加して周りから刺激を受けたり、連弾の方も頑張ってみたり…
特に夏のドゥオール先生のデュオセミナーでは、言葉で語り切れないほどのデュオの魅力、そしてデュオを演奏する時の感覚を体感で身につけることができました!またあの場所で学びたいです…!来年の夏が楽しみ💕
年が明けて1か月と少し経てば、リサイタルもあります!来年も2人でムキムキ💪頑張っていきます!(ご都合が良ければ是非リサイタルにお越し下さい…!)
さて、大晦日の今日ですが、
4日前に練習中に2人で揉めまして笑(和解済みでもうすでに仲良くしてます😅)、金村は声を枯らしてしまいました…💦
昨日はほぼ発声ができず、予定していたドゥオール先生のレッスンも大事をとってお休みさせて頂くことに…辛かったです😢練習のためになるとはいえ、本気で揉めるのはダメだなと2020年ラストで勉強させてもらいました😓
来年も良い年になりますように…!
もうすぐクリスマスですね ♪(2021/2/21リサイタル曲解説シリーズVol.3)
こんにちは🌝 私としては久しぶりに投稿します、佐藤です。
すっかり真冬並みの寒さで、練習で手の小指パキパキ🧊 練習ではかじかんで弾きにくくなってきました...。
外気に曝された指はいきなり動かさずに、部屋の中で暖まってから演奏した方が良さそうです😅
そして巷はすっかりクリスマス気分ですね♪
街中にクリスマスの音楽が流れると心が躍ってしまいます!
今度私たちが演奏するバレエ音楽「くるみ割り人形」もよくクリスマスシーズンに公演されていることはご存知でしょうか?
デュオとして私たちはランゲリの編曲連弾を演奏するわけですが、もとはバレエ作品です。
そのバレエの内容がとてもメルヘンチック...!🥰
チャイコフスキーは純粋な感性の持ち主だったそうで、おとぎ話のようなファンタジーな世界を表現することは得意でした。
主人公はクララという少女ですが、クリスマスイブにくるみ割り人形をプレゼントされたんですが、兄弟で取り合いの末壊してしまいます。
(いやおじさん2つ用意したげて!😅)
真夜中の12時になり、クリスマスに差しかかった瞬間、何故かは分かりませんがクララはくるみ割り人形と同じ大きさになってしまいます。😱
同時にネズミの大群が押し寄せ、危険な状態に。ピンチです。
ピストルの合図が入ると、くるみ割り人形率いるおもちゃ艦隊とネズミの大群の戦争勃発です。
切迫しているようで、原寸大で見れば小さいおもちゃが次々とネズミに襲いかかるわけで、なんというかとても可愛らしいです。
戦闘が終盤に差し掛かった段階でくるみ割り人形とネズミの王が一騎討ちになり、くるみ割り人形が劣勢の中、クララがスリッパをネズミの王に投げつけて撃退したそうです。クララスゴイ👏👏
ここで場面が一転、くるみ割り人形が王子に変身しています。クララをお菓子の国に招待してくれるそうです。クララが命の恩人としてパーティーが開催されるわけです。
曲中に金平糖の踊りというものがありますよね。お菓子の国ですからそのような踊りもあります。その他にアラビアの踊り、中国の踊りなど、様々な踊りが披露され、クララは祝福され幸せの絶頂...☺️となりますが、永遠に続くことはなく...。
「ハッ...!(目覚める) 夢だったのね!!!」
こうして物語は幕を閉じます。
ディズニーで出てきそうなメルヘンチックで楽しいおとぎ話ですよね😄
内容だけでなくバレエの中で用いられる音楽もとてもチャイコフスキーらしく繊細でメロディック、そして楽しいものとなっています。
中でも私のおすすめは「花のワルツ」🌺です!全曲の中でもっとも華やかで有名な曲ですね。メランコリックな部分が多少表れますが、その後はさらにヒートアップし、より一層豪華な雰囲気で華麗に終わります。
バレエ版もいいですが、連弾版もいかがでしょうか?✨
2021/2/21リサイタル曲解説シリーズVol.2
こんにちは。金村です!
今回はリサイタル曲解説シリーズVol.2ということで、
ジョリヴェ:ホピ族の蛇踊り
の解説編その②として、前回の続きからこの曲そのものの解説をしていきます🐍
この曲のタイトルには、とてもとても強烈なインパクトを持つ方が多いと思います。私も
「ホピ族🧑🌾?」
「蛇🐍?!」
「踊り🩰?!?!」
と思いました😂さらに、ショパンなどの作品と異なりマイナーな曲で聴いたことがある方も少ないのではないかと思うので、今回じっくり説明します!
そもそもホピ族とは、アメリカのアリゾナ州に保有地をもつアメリカン・インディアンの一部族です。「ホピ」とは彼らの言葉で「平和の民」という意味であるそうです。この民族には多くの儀式があり、その中で今回の曲のタイトルにもなっている「蛇踊り」は特に有名だそうです。
蛇踊りでは蛇司祭たちがガラガラ蛇などの毒蛇をくわえて踊るそうです。このように言われるととてもグロテスクな儀式なのかと思われるかと思います。数あるホピ族のセレモニーダンスの中で奇跡度と危険度はトップレベルのこの儀式ですが、雰囲気はとても厳かで神聖なものであるそうです。気になりますよね。しかし、ホピ族では自分達の宗教文化を守るため基本的にその文化を部外者に公にせず、またそれにより村内への立ち入りも厳しい上に、地域内での録音録画、写真撮影、さらにはスケッチまでもが禁止されているため私たちがお目にかかることはないです。ホピ族による公開ダンスというものはあるそうですが、それには宗教的要素が全くないそうです。本家本元を見るチャンスは滅多にない、ということですね…💦
作曲したジョリヴェも実はホピ族の蛇踊りそのものは見ていないそうです。恩師ヴァレーズから送られてきた絵葉書に魅了されて、そのイメージからこの曲を作曲したそうです。つまり、ジョリヴェ自身が蛇踊りの絵を見て想像したことが曲に表れていると言えます😃
ジョリヴェは呪術的かつ神秘的な曲の作りに長けていると思います。この曲自身無調的、つまり特に決まった調性を持たず、変拍子である上、グリッサンドや不協和音のトレモロが多く用いられています。これらの使い方がどこか神秘性を持たせている要因でしょうか…。また、静と動の対比と前進感、そして頻繁な2台のピアノによる掛け合いが特徴的です。
私たちも慣れない不協和音たちに格闘しながら、呪術的な表現を求めて練習しています!
楽譜も特徴的で、たまにスラーによる蛇🐍が楽譜上に現れます😅
なんかこの曲気になるかも…と思う方、ご都合がよろしければ是非2/21のリサイタルでお聴きいただければ嬉しいなと思います🐍
ドゥオール先生のコンサート
こんにちは😃金村です!
だんだんと寒くなってきて、すっかり厚着+セーターの生活になりましたね❄️気づけば12月、もう2020年も終わろうとしていますね😅
先週末の12月6日(日)にドゥオール先生のコンサートへ聴きに行ってきました!大森にある山王オーディアムが会場でした!去年も行ったところだったのですがとにかく昼と夜で2つの性格を持つホールの雰囲気が好きです💕
昼公演のマチネと夕方公演のソワレの2公演共に聴かせていただきましたが、どちらもホールの空間に先生の音が溶け込んで、ホール全体を包んでいる感じが幸せでした☺️昼は外の光が溶け込み、夜は照明の効果によって幻想的になっていました✨両公演ともラヴェルのマ・メール・ロアの演奏がありましたが、雰囲気の違いで感じ取り方も変わりました。先生の空間の雰囲気に溶け込んだ演奏で目を輝かせながら聴いていました!
上の写真は会場内に貼ってあった先生からのメッセージ!夏のデュオセミナーの時にも見ていましたが、いつ見ても「今年はこんな状況ではあるけれど頑張ろう」と思えて、励みになっています😄
また先生のホールでの生の演奏聴きたい…!(何度でも聴きたい…!)
2021/2/21リサイタル曲解説シリーズVol.1
こんにちは!Piano Duo Crewirの金村です!
リサイタル中に多くを語れず、プログラムも膨大な量になるとお伝えしたいことが伝わらないという事情から、少しずつブログで曲目解説をしていくシリーズをぼちぼちと書いていきます😃✨
今回は
ジョリヴェ:ホピ族の蛇踊り
についての解説その①ということで、モーツァルトやショパン、ラヴェルといった作曲家と比較するとあんまり耳にしない作曲家ジョリヴェについて解説します✍️
アンドレ・ジョリヴェ
(André Jolivet, 1905-1974)
↑Wikipediaから引用しています
ジョリヴェは、フランスのパリ生まれで技師でアマチュア画家の父親とピアノ教師の母親との間に生まれた人です。ピアノを母親から習うだけでなく、和声学やチェロ、絵画なども学び、芸術に触れて育つものの、芸術家への道を両親に反対されたことにより師範学校へ進学しましたが、卒業後に兵役を務め、教師となった後、再び作曲という芸術家の道を歩み直しています。
「鳥のカタログ」などでそこそこ日本人にも知られているメシアンとは"Le jeune France(若きフランス)"という新印象派主義の芸術サークルで一緒になっています。人間性や呪術性を重視し、抽象性を最低限にする、当時支配的だった新古典派主義に対抗する作曲趣向です。
日本人ともかなり関わりがあり、弟子には宍戸睦郎さんなどがいます。
また来日した際にパチンコにハマってしまい、後に「2台ピアノのための“パチンコ”」という曲をも作ってしまうような中毒っぷりだったそうです。
1974年に亡くなられたそうですが、原因はインフルエンザを拗らせてしまったことだと調べたら記述されていました…
これからのインフルエンザの季節、体調管理が大切ですね😓
続いてのこのシリーズでは、ジョリヴェ:ホピ族の蛇踊りその②として曲の解説に入っていく予定です🐍